特長
長年培った「産業用音響技術」 × 「超音波技術」の応用

従来のネズミよけ装置は超音波を一定の強さや間隔で発するため、短期間でネズミが慣れ、戻ってきてしまうという欠点がありました。
そこでマルチ株式会社は、産学連携により様々な周波数の超音波をネズミに放射し、どのような行動をとるか実験を重ねた結果、最も忌避効果のある周波数帯を特定いたしました。
そして、様々な周波数の超音波を多彩な放射パターンでランダムに発生する仕組みを開発し、ネズミの生涯で常に異なる超音波を発生し続けるため、学習能力の高いネズミも慣れにくくなり、 長期間効果の持続が見込める製品の開発に成功いたしました。
※ネズミ、イタチ向け商品 :「ネズ見ん」というブランド名です。

ネズミに ”慣れ” させない 独自の放射パターン
様々な放射パターン
単音や連続音等を組み合わせ、様々なパターンをランダムに発生させます。パターンを変化させ続けることで、さらに慣れにくくしています。
高音圧・大音量
直近では100dB以上、 本体から5m離れた所でも80dB以上の高音圧のため、ネズミには大きな音に聞こえます。
超音波が聞こえるネズミにとっては耐えがたく、うるさい環境を作り出します。※車のクラクションが107dB程度になります。(前方2m)
幅広い範囲の超音波
幅広い音域の超音波を発生し、様々な周波数を出し続けます。※放射音周波数 : 15kHz~38kHz(15,000Hz~38,000Hz)
ネズミが聞き取れる範囲をほぼカバーし、色々な高さの超音波を出すことで慣れにくくしています。
可聴領域と超音波について可聴領域と超音波について

人の可聴領域(聞こえる音)
人間の聞くことが出来る音は、一般的に20Hz~20,000Hzといわれています。
聴力は個人差はあるものの、年齢とともに衰えていき、特に高周波数(15,000Hz以上)の音が20歳代の頃より、聞こえずらい傾向にあるようです。
また、日常の生活音で望ましい騒音レベルは、45dB程度までと言われており、家庭用設備の中では[エアコン:約41dB~59dB]、[換気扇:約42dB~58dB]、[温風ヒーター:約44dB~56dB]だといわれています。
※注:参考資料 「生活騒音の現状と今後の課題」(環境省)より引用
超音波とは
超音波は振動数が毎秒2万ヘルツ以上で定常音として耳に感じない音[広辞苑]