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取扱い製品&サービス

OTDR(アクセスマスタ)MT9082

[メーカー] アンリツ
販売取扱製品 レンタル可能製品

概要 仕様

概要

特長

小型筐体に多彩な測定機能を結集
現場でのさまざまな測定要求に対応します
 

                                              img-features01.jpg

 

  1. 光パワーメータオプション
    パワーメータには3つのタイプがあります。
    ハイパワーセンサオプションを付けた場合、最大+30dBmまでの測定ができます。
  2. 可視光源オプション
    目視による光ファイバの心線対照や障害位置の確認に使用します。光パルス試験と同時に使用できます。
  3. 光パルス試験/光源用ポート
    用途に合わせ、さまざまな波長をそろえています。
  4. A:USB接続ポート
    USBメモリやファイバスコープを接続できます。リモートGUI制御時のUSB-Ether変換ポートとしても使用します。
    B:USBケーブル接続ポート
    内部メモリに外部PCからアクセスできます。PC上への画面出力ポートとしても使用します。
  5. メニュー
    光パルス試験、OLTS、可視光源機能など、さまざまな測定機能の中から、状況に合わせた機能を選択します。
  6.  7インチTFTカラーワイドLCD
    LEDバックライトを採用し、大きな画面、大きな文字で情報を表示します。屋内・屋外の使用に適しています。
  7. 小型・軽量
    1.9kgの小型筐体です(バッテリー込み、プロテクタ除く)。
  8.  ロータリエンコーダ
    光パルス試験での測定波形のカーソル移動やパラメータの設定が容易です。
  9.  矢印キー
    測定項目の選択、設定に使用します。
  10. 測定開始ボタン
    測定を開始します。
  11. ファンクションキー
  12. 測定状況に応じた機能をダイレクトに選択できます。

※その他
長時間の作業にも適した12時間のバッテリー動作時間を実現しています。

 
最大1×128分岐のPONシステム測定に対応

FTTHサービスの多くは、1本の光ファイバ信号を複数に分岐するPONシステムが採用されています。
PONシステムでは、短い区間でもスプリッタの分岐による一回線あたりの光の減衰が大きいことから、スプリッタ後の測定波形はノイズの
影響を受けやすくなります。この場合、障害点の検出や損失測定が困難になります。
1 × 32分岐、1× 64分岐など分岐数の多いPONシステムでは、なおさら測定が困難になります。Wide Rangeモードを搭載した
MT9082A2/MT9082B2では最大1× 64分岐、MT9082C2では最大1× 128分岐のPONシステムを全区間1回の測定で解析できます。
しかも、100nsや500nsの短パルスで測定できるため、光ファイバの短いスプリッタ間の正確な距離や故障も判別できます(下図参照)。

 

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MT9082B2 Wide Rangeモードにて、PONシステムの下流から測定しています。
パルス幅100ns、測定時間60秒にて。ただし、デッドゾーン性能が標準モードに比べて劣化します。

 

作業者にやさしいさまざまな操作機能

光ファイバの施工・保守時には、損失測定や反射減衰量測定を行います。また、光ファイバの状態を目視でチェックするために
可視光源やファイバスコープを使用します。これらの作業をスムーズに実施するために、MT9082シリーズ アクセスマスタでは作業者にやさしい
さまざまな操作機能を搭載しています。

 

 反射減衰量の測定が容易

コネクタ接続の反射減衰量を測定する場合、反射の立ち上り付 近に1つのマーカを設定するだけで測定できます。
複数のマーカ を設定する必要がありません。

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 ​​​​​​​光パルス試験と可視光源の同時使用で、作業効率がアップ

光パルス試験を実施しながら、一方で可視光源を使用した心線対照および目視試験を実施できます。
光パルス試験画面上で、ショートカットキーを使用して可視光源を操作できるので、どの画面にいても可視光源を制御できます。

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 ​​​​​​​​​​​​​​損失測定と反射減衰量測定が容易

損失測定、反射減衰量測定、および距離測定は、複数のマーカを使用します。複数のマーカのうち2つのみ使用すれば、2点間測定として
解析できます。また、接続ポイント付近にカーソルを合わせて自動配置ボタンを押すと、適した位置にマーカが自動配置されます。
接続損失や反射減衰量が確認できます。

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 ​​​​​​​​​​​​​​ファイバスコープで光コネクタ端面のキズと汚れをチェック

光コネクタ端面のキズや汚れが原因で、大きな反射や損失が生じたり、ときにはコネクタ端面の焼損などの事故につながることがあります。
ファイバスコープ(オプション)をMT9082A2/B2/C2にUSB接続すると、光コネクタ端面の様子がディスプレイ上にリアルタイム表示されます。
伝送系で使われる光コネクタや、測定器の光コネクタチェックにも活躍します。

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仕様

寸法・質量 270(W)×165(H)×61(D)mm(突起部含まず)
≦1.9㎏(本体、バッテリーパック、オプション053実装時)、≦1.6㎏(本体、オプション053実装時)

284(W)×200(H)×77(D)mm(プロテクタ取り付け時)、≦2.6㎏(本体、バッテリーパック、プロテクタ、オプション053実装時)

表示機 7型TFTカラーLCD(800×480dots、LEDバックライト)
縦軸スケール 0.05、0.1、0.25、0.5、1、2.5、5、6.5dB/div
IOR設定 1000000~1.999999(0.000001ステップ)
サンプリング分解能
(IOR=1.500000)
0.05m~60m(オプション053/055/057および063のSMF、073)、0.05m~20m(オプション063のMMF)
サンプリングポイント数 標準モード:5001、高密度モード:15001、20001または25001*1、超高密度モード:100001または150001*1
距離測定確度 ±1m ±3×測定距離×10-5 ±マーカ分解能
損失測定確度(リニアリティ)

±0.05dB/dBまたは±0.1dB(どちらか大きい方)

反射減衰量確度 シングルモード:±2dB、マルチモード:±4dB
距離レンジ シングルモード:0.5、1、2.5、5、10、25、50、100、200、300㎞
マルチモード:0.5、1、2.5、5、10、25、50、100㎞
インタフェース USB1.1
タイプA×1
・USBメモリや専門のファイバスコープを接続可能
タイプB×1
・内部メモリをPCのディスクドライブとしてリード/ライト可能
・画面表示ソフトウェアを使用し、PC上からアクセスマスタの画面を表示可能
・リモート制御を使用可能
バッテリー動作時間 連続動作時間:12h(代表値)*2、Telcordia GR-196-CORE lssue2、September2010
バッテリー充電時間 5h以下(電源OFF)*3
オート測定機能*4
(標準搭載)
障害判定:障害と判定したイベントを第1候補から順番に表示
     波形表示画面の右上に障害点候補の距離、全損失または接続損失、イベントのタイプを表示
測定項目:全損失、全反射減衰量または平均損失
     各イベントの距離、接続損失、反射減衰量またはレベル差、全反射減衰量または平均損失(テーブル表示)
しきい値:接続損失:0.01~9.99dB(0.01dBステップ)、反射減衰量:20~60dB(0.1dBステップ)、遠端:1~99dB(1dBステップ)検出イベント数:最大99個
自動設定:距離レンジ、パルス幅、平均化回数(時間)
接続チェック:口元コネクタの接続状態を確認
通信光チェック:測定光ファイバの通信光の有無を確認
計画測定:設定した一定時間間隔でOTDRの自動測定を実施
マニュアル測定 測定項目:2点間の損失と距離、2点間の単位長さ当たりの損失、接続損失、反射減衰量またはレベル差
リアルタイム掃引*5:掃引時間0.2秒以下
その他の機能

波形記憶:SR-4731形式、相対距離設定、内部メモリ、言語表示:日本語、英語
省電力設定機能

バックライトオフ:なし/1~99分、シャットダウン:なし/1~99分、光パルス試験時の省電力設定:効果高/低/しない
2波形表示機能、カレンダ時計、距離単位設定:㎞、m
マーカ操作:移動方式/配置方式
タイトル入力:半角32文字、バッテリー残量表示、自動ダミーファイバ設定機能、連続発光機能、ブザー鳴動設定(キー音、測定終了音)、日本語入力機能、自動起動画面機能
複数波長設定機能:測定ポートが同一の波長で自動的に波長を切り替えながら測定が可能
印刷機能:(BL-80RⅡプリンタまたはファイルに画面イメージを出力。ファイル形式:BMP、JPG、PNG)
ファイバスコープ機能(外付けオプション):光ファイバの端面を表示、画面の保存機能
リモートコントロール機能:本体とパソコンをUSBケーブルで接続して、パソコンからシリアル通信で制御が可能
リモートGUI機能:本体とパソコンをUSBEtherを通して通信し、パソコン上のGUIから本体の操作が可能

電源 DC:定格12V
AC:定格100V~240V、入力電圧許容範囲:90V~264V、50Hz/60Hz(専用ACアダプタ使用時)
消費電力 最大20W(充電時)、標準4W(バックライトLow、掃引停止時)
環境条件

動作温度、湿度:-10~+50℃、≦80%(結露なきこと)
保管温度、湿度:-20~+60℃、≦80%
振動:MIL-T-28800E Class3に適合
防塵:MIL-T-28800E(Dust Exposure)Class2に適合
防滴:JIS C 0920 TYPEI IP51(IEC 60529)

EMC EN61326-1、EN6100-3-2
LVD EN61010

*1:距離レンジに応じて、いずれかの値を自動的に選択します。
*2:バックライトLow、掃引停止時、25 ℃、設計保証
*3:90%以上充電、温度範囲+5~+30 ℃、80%RH、設計保証
*4: オート測定機能は測定を簡単にするための補助機能であり、検出結果を保証するものではありません。
誤検出などがありえますので、測定結果の最終的な合否は、波形データも見たうえで判断してください。
*5:サンプリングモード:標準