特長
- 2GHz 全帯域をカバーする、パーマネント・リンクとチャネル用アダプターを提供
TIA Cat 5 から 8 まで、そして ISO/IEC Class C から Class FA およびClass I/II のフィールドでの認証を可能にします。
- 最速クラスのテスト・スピード: Cat 6A 認証で 8 秒を実現しています。
- Cat 8 への完全対応を実現:25/40Gb/s の伝送規格 (アプリケーション規格) が求められる
データセンターのアプリケーションを意図して規定された、カテゴリー8(Cat 8)フィールド試験規格要件をすべて満たしています。
- レベル 2G テスターの要件とされる配線経路に沿ったシールドの導通を試験できるテスター
- 最先端 の PoE システムの稼働を保証するための極めて重要な抵抗値の不平衡試験 (オプショナル・テスト)
- クラウド環境を用いて複数のプロジェクトを同時に管理できる LinkWare Live (リンクウェア・ライブ) 機能にも連携稼働
- Taptive (タップティブ) ユーザー・インターフェース機能:スマホ感覚のタッチパネル操作で、テスト時間の高速性と複雑な認証プロセスの管理を実現します。
- 容易な作業と効率的な配線認証管理ができる 「ProjX (プロジェックス) 管理機能」
- オプションの 「OTDR モジュール」 装着により、コンパクトな OTDR としても活用可能
現在と将来の配線業務に対応する Versiv プラットフォーム
2000 MHz の TIA レベル 2G と IEC レベル VI 確度要件に適合するセンター・プラグ設計、すべてのハードウェア・アップグレードをサポートする将来を見据えた設計
DSX ケーブルアナライザー・シリーズを使用することで、最大 40 ギガビットのイーサネット・ネットワーク展開のテストや認証を行えます。DSX は、既存の Cat 5e、6、6A、8 またはクラス I/II など、すべての配線システムを業界規格に沿ってテストを行います。センター・プラグを使用することでレベル 2G/VI 確度を達成し、Cat 8 / クラス I/II、2000 MHz に適合したフィールド・テストに対応します。
DSX は、IEC レベル VI と TIA レベル 2G 以上の仕様に適合し、全周波数帯にわたって信頼性の高い結果を確実に提供します。
25G と 40G のアプリケーションで要求される耐ノイズ性を確実に提供するために、Cat 8 などの高性能な配線システムでは より正確な測定が必要になります。さらに、40GBASE-T テストの測定機能を各メタル線モジュールに統合することで、リンク 間の複雑なエイリアン・クロストーク認証が簡素化されます。
TLC グラフ表示画面/ELTCTL グラフ表示画面
DSX は、横方向変換損失 (TCL) および等レベル横方向変換損失
(ELTCTL) などの平衡度測定をサポートする初めてのフィールド・
テスターです。TCL および ELTCTL は、配線規格で記載されてい
る重要な測定パラメーターです。これらの測定は、耐ノイズ性能
の見極めに役立つ重要なパラメーターである、平衡度の最小性能
を定義します。インダストリアル環境では電磁干渉 (EMI) のレベ
ルが高いため、産業用ネットワークのオーナー/管理者は特にこの
特性を重要視しています。
フルーク・ネットワークスの DSX ケーブルアナライザー・シリーズは、レベル 2G テスト機器の ANSI/TIA-1152-A 仕様に沿い、第三者機関 Intertek (ETL) による認証を受けています。
ProjX 管理システムで複雑な作業を容易に管理
最大 12,000 件の Cat 6A テスト結果をフル・グラフィックで管理
複数のジョブが複数のチーム、テスターによって行われ、数多くの要件がある場合は、テストの管理に時間がかかり、エラーの原因にもなります。ジョブが大きくなればなるほど、プロジェクトの整理がこれまで以上に重要になります。
DSX ケーブルアナライザー・シリーズの ProjX 管理システムは個別のプロジェクト・ファイルを提供し、ジョブに固有のすべての詳細情報を簡単な名前で保存することができるため、プロジェクトの開始後にジョブ固有の詳細を再入力する必要がありません。
これにより、ジョブを切り替えたり、1 つのジョブで複数のテスターを利用する際の設定エラーやファイルの紛失を最小限に抑えます。
また、ケーブル ID 別のテスト結果の表示、重複のない変更内容の統合を行ったり、前回インストールされたメタル線または光ファイバー・モジュールの初期設定に戻ったりすることができます。
さらに、ProjX 管理システムでは、0 ~ 100 % 表示でジョブごとの完了までのステータスがリアルタイムで表示されるため、再確認が必要なすべてのテストを特定して、見落としがないことを確認するのに役立ちます。不合格後に「保存」を選択すると、施工問題を是正するためのリスト、つまり To-do リストが自動的に作成されます。
ProjX はプロジェクト・マネージャーおよびグループ・リーダーの作業効率を大幅に改善します。
プロジェクト・メニュー画面にジョブごとの完了率を表示
プロジェクト詳細画面にプロジェクト情報を表示
セットアップを簡素化し、エラーを排除してトラブルシューティングを高速化
静電容量方式により、テスターを素早くセットアップ、すべての規格に対応
Taptive ユーザー・インターフェースは、未習熟の技術者でも複数のメディア・タイプや試験要件にわたってテストを間違いなく実行できるように簡素化されています。静電容量方式の Taptive ユーザー・インターフェースは、メニュー画面からすべてのジョブに簡単にアクセス可能です。処理するジョブにタッチすると、実行する必要のあるテストが大きな画面に表示され、アニメーションの手順に従って構成を簡単に設定して、テストを正確に行うことができます。
簡素なセットアップ
静電容量方式のタッチスクリーンでケーブル ID を素早く入力
卓越した実行速度
8秒の Cat 6A テスト時間、最速で認証結果を提出
多数のテストをこれほど高速に実行するテスターは他に存在しません。
Cat 6A のメタル線認証を 8 秒で完了し、わずか 3 秒で 2 本の光ファイバーを 2 波長で認証します。
世界中のケーブル・ベンダーから承認された Versiv は、プロジェクトの完了、システムの承認を最速で実現します。
合否結果を即座に取得し、値ごとに個々のテスト・パラメーターを簡単に確認し、グラフの特定の領域を詳細表示することができます。
合格したテストの結果
リターン・ロス・グラフ
ピンチ&ズームで詳細表示
熟練技術者と同等なトラブルシューティング能力
クロストークおよびシールド不良の発生箇所の距離をグラフィカルに表示し、トラブルシューティングを迅速化
DSX は、診断機能によってケーブル障害を迅速に解決し、簡単なワン・ボタン操作ですべてのテストを実行してデータを保存します。
グラフィカルな結果画面でケーブルを表示し、クロストーク、リターン・ロスあるいはシールド障害が発生しているリンクの場所を正確に確認できます。
従来のテスターの場合、診断機能には最大 250 MHz の周波数限界がありましたが、DSX ケーブルアナライザーではこの限界が取り除かれました。この画面を見れば、初心者でも、上級ユーザーでも、同様に問題のある結果を即座に特定し、対応することができます。
また、この結果は現場から離れた後で再度解析できるよう、テスト結果と一緒に保存することができます。
HTDTX (High Definition Time Domain Cross talk) が、遠端接続に問題があることを明確に表示
フルーク・ネットワークスの数十年にわたるトラブルシューティングの経験に基づいた使いやすい診断機能
これまでは、シールド連続性は直流 (DC) 測定であり、障害までの距離は測定されません。他のテスターは、簡単な抵抗テストを実行して、シールドに導通性があるかどうかを検証します。これらのテストは不正確で、しばしばグランド経路とシールドの導通性を混同し、シールドの断線を誤って識別することあります。他のテスターでは、シールドに破損があることがわかりますが、正しい場所を特定できないため、どこから再作業を開始すればよいかわかりません。DSX ケーブルアナライザー・シリーズは、シールドの導通性問題が発生した位置までの距離、スクリーンの完全性の正確な状態を報告する初めてのフィールド・テスターです。これは、シールドの導通性がエイリアン・クロストーク性能を保つために不可欠なデータ・センターおよび Cat 8 の敷設において特に重要です。
ワイヤーマップ-障害、破損、短絡までの距離を表示