主な機能
AirCheck G2 v2無線テスターの最新機能
パフォーマンステスト
AirCheck G2からiPerfサーバーにiPerfテストを実行することで、ネットワーク上のスループットを迅速かつ簡単にテストできるようになりました。
テストは、お客様がインストールしているiPerfサーバーまたはNetAllyの新しいテストアクセサリを使用して行うことができます。
キャプティブポータルサポート
キャプティブポータルにより、Webログインや同意が必要なゲストWi-FiネットワークもAirCheck G2を使って簡単に検証できます。ユーザーは、キャプティブポータルサイト上の利用規約をクリックするか、フォームに基本情報を入力するだけで、アクセスすることが可能になりました。
認可クラス
AirCheck G1で人気のあった機能の1つがAirCheck G2で利用可能になりました。ユーザーは、APを認可済み、未承認、近隣、またはFlagg (フラグ)として区別し、マークすることができます。
干渉源の検出と分類
ハードウエアの変更無しに、AirCheck G2で電子レンジや無線カメラなどの干渉源を検出、分類することが可能となりました。
その他の拡張機能:チャネルの重複、サポート通信レートと基本通信レート、パケットキャプチャ機能など、細かな点についても拡張されています。
タッチスクリーン・ディスプレイ
AirCheck G2 無線テスターは、5 インチの応答タッチスクリーン・ディスプレイを採用しています。
ホーム画面では、簡単なナビゲーションで以下の項目にドリルダウンできます。
(1) ネットワーク
(2) アクセス・ポイント
(3) チャネル
(4) クライアント
(5) オートテスト
(6) イーサネット・テスト
自動テスト
以下の5つの重要な Wi-Fi テストと無線環境の合否判定を行い、あらゆるレベルの技術者の専門知識に対応したよくある問題を特定します。
- 802.11 使用率
– 帯域ごと(2.4 GHz および 5 GHz)に、Wi-Fi トラフィックの使用率が最も高い802.11チャンネルのトップ 3 を報告します。
- 以外の使用率
–帯域ごと(2.4 GHz および 5 GHz)に、802.11 以外の使用率が最も高いチャンネルのトップ 3 を報告します。
これは、干渉源の存在および高いノイズ・レベルを示します。
-
同一チャンネル干渉
–帯域ごと(2.4 GHz および 5 GHz)に、同じチャンネルで最小信号レベルのしきい値を超える AP 数が最も多いチャンネルのトップ 3 を報告します。プライマリおよび各セカンダリ・チャンネル上の AP 数をカウントすることで、5-GHz 帯の 40-MHz および 80-MHz チャンネルを対象とします。
同一チャンネル干渉の影響を受ける AP の一覧を表示します。
-
隣接チャンネル干渉
– 2.4 GHz 帯で隣接チャンネル干渉の影響を受ける可能性がある AP が存在するチャンネルのトップ 3 を報告します。少なくとも 1 つの AP が発見されるチャンネルごとに、テスターはそのチャンネルとオーバーラップする他のチャンネルの AP 数をカウントします。2.4-GHz 帯の 20-MHz および 40-MHzチャンネルを対象とします。隣接チャンネル干渉の影響を受ける AP の一覧を表示します。
- ネットワーク品質
–受信範囲、干渉、セキュリティ、特定ネットワークへの接続性のほか、DHCP などの重要なネットワーク・サービスの利用可能性、および特定のネット ワーク・ターゲットへの接続性を検証します。
クラウド・ベースの結果管理
Link-Live (リンクライブ) クラウド・サービス
AirCheck G2 を Link-Live クラウド・サービスに接続すると、ネットワークの接続性に関する基本的なテスト結果がダッシュボードに自動的にアップロードされ、プロジェクトの管理とレポートの作成を行えます。このインターネット・ホスト・サービスは、インターネットに接続されたデバイスのブラウザを使用して、いつでもどこからでも利用できます。この機能は、テスト結果を即座に確認する必要のあるリモート・チームのマネージャーにとって、特に便利です。さらに、LinkSprinter または LinkRunner など、AirCheck G2 の有線付属機器を使用するチームは、単一のダッシュボードでネットワーク接続性テストの結果を管理できます。
AirCheck G2 Manager ソフトウェア
AirCheck G2 Manager ソフトウェアを使用することで、 AirCheck G2 プロファイルを管理し、保存されたテスト結果の詳細情報を表示できます。AirMagnet Manager は、Link-Live クラウド・サービスから無料でコンピューターにダウンロードできます。
プロファイル
プロファイル機能を使用して、AirCheck G2(またはすべての AirCheck 製品)の使用を簡単に構成、管理、制御できます。プロファイル機能では、セキュリティ設定、自動テストの範囲、接続性を確認する対象デバイスを指定できます。各設備の必要性に応じて、複数のプロファイルに名前を付けて AirCheck G2 に転送できます。プロファイルはパスワードで保護されているため、AirCheck G2 が紛失したり、盗難にあった場合でも、ネットワークに不正にアクセスされる心配はありません。
セッションの記録
保存されたセッション・ファイルを表示して、ネットワーク、アクセス・ポイント、チャネル、クライアントについての詳細情報を AirCheck G2 Manager で簡単に確認できます。セッション・ファイルには、AirCheck G2 の構成、オートテストの結果、AP/クライアントのリスト、チャネル使用率などの詳細が取り込まれます。
ネットワーク
ネットワーク内に存在するすべての AP を素早く表示し、AP ごとの信号レベル、信号対雑音比、セキュリティの種類、アクセス・ポイント数などの重要なパラメータを確認できます。セキュリティの種類の混在、狭い信号の受信範囲、セカンダリ AP の欠如などのよくある問題を発見できます。
いずれのパラメータでも並べ替えや絞り込みできます。ネットワークを深く掘り下げて、サポートされる 802.11 の種類、接続クライアント数、チャンネルなどの詳細を確認できます。
ネットワークの詳細ページで、ネットワーク上の AP や クライアントの一覧をドリルダウンできます。
アクセス・ポイント
環境内に存在するすべての AP を素早く表示し、AP ごとの信号レベル、信号対雑音比、セキュリティの種類、チャンネルなどの重要なパラメータを確認できます。セキュリティの種類の間違い、狭い信号の受信範囲、チャンネルの間違いなどのよくある問題を発見できます。
いずれのパラメータでも並べ替えや絞り込みできます。AP を深く掘り下げて、認証レベルを設定したり、接続クライアント数、サポートされる速度、
802.11n および 802.11ac への対応能力などの詳細を確認できます。AP の詳細ページで、接続クライント数や AP が動作するチャンネルをドリルダウンして、チャンネルの使用率や同一チャンネル干渉の問題を確認できます。
ネットワーク接続テスト
接続ボタンをワンタッチで、ネットワーク(SSID)または AP に接続して、ネットワークの利用可能性や重要なサービスへのアクセスを検証できます。主なテスト・ステップは、次の通りです。
・AP との関連付け
・DHCP サーバーに IP アドレスを要求して受け取る
・デフォルト・ゲートウェイと DNS サーバーに Ping する
・最大 10 のネットワーク・ターゲットに対して、ping または TCP ポートのテストをする
・継続的な信号レベル、信号対雑音比、再試行回数を測定する
ネットワークに接続すると、ローミング・テストを行って、ネットワークでローミングが有効になっていることを確認したり、iPerf パフォーマンス・テストを実行して、ネットワークのスループット能力を検証できます。
チャネル使用状況と干渉
チャンネルが 802.11 Wi-Fi トラフィックを過剰に使用しているか、また Wi-Fi 以外の干渉やノイズが存在するかどうかを素早く特定できます。
干渉を引き起こす可能性がある装置としては、電子レンジ、無線ゲーム・コントローラー、BlueTooth機器、Zigbee 機器、無線ビデオ・カメラなどがあります。テストをさらに深く掘り下げて、選択したチャネルおよびそのチャネルを使用しているアクセス・ポイントやクライアントの過去 60 秒間における
Wi-Fi トラフィックと干渉の水準を確認できます。
有線イーサネット・テスト
アクセス・ポイントは、ネットワークへの有効なバックホール接続が必要であり、AirCheck G2 に搭載されるイーサネットテストはそれを検証します。
・パワー・オーバー・イーサネット (PoE)、スイッチまでのリンク
・DHCP、ゲートウェイ、およびインターネット接続性の診断とテスト
・マネージド・スイッチの VLAN、スイッチ名、およびポート情報を、CDP/LLDP/EDP 経由で取得
・Link-Live クラウド・サービスにレポートを自動作成
・詳細なテスト結果を電子メールアドレスに直接送信
クライアントの詳細
リアルタイムな信号レベル・メーターと経時的なグラフを利用して、不正 AP や未許可のクライアントを追跡できます。可聴表示機能も備え、USB ヘッドセットで音声を聴くこともできます。