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事例紹介

回線契約や内部ネットワークの見直しによる インターネット速度の向上

お客様名 某学校様

カテゴリー 教育

お客様の課題

インターネットへの接続が極めて遅い
内部ネットワークや回線プランについての見直しがしたい

 

本件では当初、お客様よりインターネットへの通信が異常なまでに遅いというご相談をいただいておりました。
当時のインターネットへの通信速度を測定した結果、約10Mbps程度となっており、実際、通常業務にも大きな影響を及ぼしておりました。

カワミツでは、お客様のネットワーク構成について現場での調査を重ね、ボトルネックとなっている要件について洗い出し、最適なリプレイスのご提案をさせていただきました。

ソリューション提案

まずは、お客様がご契約されている回線の契約内容について確認をさせていただきました。
既存契約では、最大速度1Gbpsの契約内容となっておりましたが、その中でも一般家庭(ファミリー)向けのプランを契約されていることが分かりました。

ファミリー向けのプランは、月額の利用料が比較的安価というメリットがある反面、光スプリッタによる各家庭への分岐が多くなることから、ご利用の時間帯によって回線の渋滞を引き起こす可能性が十分にあります。

今件では、回線の契約内容を法人(ビジネス)向けのプランへ変更をさせていただきました。

これにより、高速で安定したインターネット通信が可能となりました。

 

 

また、回線契約の変更に伴い、PPPoEタイプのISP契約をIPoEタイプのISPに契約変更させていただきました。

PPPoE方式の場合、インターネットに接続する際に、電話回線網とISPを接続する「ネットワーク終端装置」を必ず通過します。
通信量が増加すると、このネットワーク終端装置が混雑してボトルネックとなることで、通信速度が遅くなる原因になってしまいます。

IPoE形式に変える事で、ISPを介して直接インターネットに接続できる様になり、PPPoE形式の時に発生していた通信の輻輳が低減されるようになりました。

 

IPoEではIPv6方式のIPアドレスを使用したWebサイトにのみ接続可能で、従来型のIPv4方式のIPアドレスを使用したWebサイトには接続できません。
しかし、 「カプセル化」 の技術を利用し、パケットの中にIPv4パケットを包含して通信することで、IPv6接続だけではなく、IPv4アドレスでの通信も可能となります。

この通信方式をIPv4 over IPv6と言います。

 

 

また、内部に設置されていたネットワーク機器(ルーター・スイッチングハブ、等)も古い規格の物が設置されておりました。
最大で1,000Mbpsの速度に対応した機器が最新の規格であるのに対して、最大で100Mbpsしか対応していない機器が設置されておりました。

これにより、仮に最大1,000Mbpsの速度でインターネットとの通信が可能であっても、内部の機器がボトルネックとなり、極端な速度遅延が発生してしまいます。

今件では、それぞれ1,000Mbps対応のネットワーク機器を新たに導入させていただき、主要有線ケーブルについてはCat6A規格のLANケーブルにて配線をさせていただきました。

お客様プロフィール

お客様名 :

某学校様

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